60'sアラカン青森

青森の田舎で暮らす60年代生まれのアラカンおっちゃんのブログ

無観客の大相撲 やっぱり味気ない

2020年3月の大相撲3月場所(大阪場所)、
新型コロナウィルス(新型肺炎)感染症の流行により
無観客での開催となっています。

 

無観客の大相撲

 

開催前は、中止も検討されたようですが、
無観客でも開催されることになってと、
相撲ファンとしては良かったと思います。

 

だけど、実際、無観客での大相撲、
テレビで見ていますが、
稽古を見ているというか、
序二段や序の口の相撲を見ているような錯覚に陥ります。

序二段や序の口の取り組みでも
いつもの本場所なら
ぽつりぽつりとお客さんがいるのですがね。

 

無観客大相撲のテレビ中継の写真

NHKニュースの画面をパチリ

 

観客が入っていないと
賑やかさも華やかさもないし、
歓声もざわめきも拍手もないので
物足りなさを感じます。

やはりお客さんが入っての大相撲です。

お相撲さんも気持ちが盛り上がらないのでは。

お客さんがいて見てくれている人がいるからこそ、
土俵際で最後の力を振り絞って粘ったりできるものですよね。

お客さんが見ているからこそ、
普段以上の力が出ると思いますし。

 

僕ならやはり見てもらっていると、
普段の何倍も力が出ると思うのです。

 

相撲の取り組みイラスト

 

ただ、無観客だと静かなので、
立ち合いのぶつかりとかの音は、
普段以上に聞こえて、
まち違った迫力を感じ取ることもでくます。

 

とはいえ、やはり、
お客さんが入っていての大相撲がいいです。

仕切りをしている間に、
観客の人たちを見て、
あっ今日もあの人が見に来てるとか、
芸能人や有名人の人がたまに観客席にいるのを見つけたりとか、
そういう楽しみもあるのです。

それと、東京、名古屋、大阪、福岡と、
開催の場所によってのお客さんの雰囲気の違いがあったり。

 


だけど、この無観客での大相撲、
多分、最初で最後のことと思いますので
これはこれで楽しんでテレビ中継を見たいと思います。

 

 

大相撲の立ち合いのイラスト


ところで、僕が、大相撲をテレビで見るようになったのは、
確か小学生の3年生か4年生前後の頃からだと記憶してます。

父親が星取表予想をやっていて、
僕が小学3・4年の頃に、
僕にも星取予想をさせてくれるようになったのです。

 

その当時は、僕が住む地域の男の大人たちは
ほぼ全員が星取予想をしていたのです。

点数が高い順位から賞品がもらえて、
当時の最高得点の賞品はカラーテレビでした。

父親も僕も、ほぼ、いつも参加賞でした(^^;

 

向かいのおじさんが最高得点を取ったことがあり、
ナショナルの豪華なカラーテレビが届いたときには
そのテレビを見に行って、「僕も取ってやる!」と燃えたものでした。
(相も変わらずの参加賞でしたが・笑)

 

当時の僕のお気に入りの力士は横綱のの「玉ノ海」でした。
確か、愛知県の蒲郡市出身だったはずです。
残念ながら早死にしてしまったのですよね。

横綱北の富士」とはライバル関係にあったし、
まだ大鵬も現役で土俵に上がっていたのも覚えています。

 

僕は青森県在住ですから、
青森県出身の力士も注目して見てました。

先代の貴乃花陸奥嵐、栃勇、とかいました。

陸奥嵐は小兵で土俵際でのうっちゃりが記憶に残っています。
同じように小兵で同じような相撲スタイルの若浪という力士も覚えてます。

 

その他にも覚えている力士がいます。
前乃山、竜虎、長谷川、大麒麟
黒姫山大受琴桜、金剛、三重ノ海
増位山、魁傑、
隣県の秋田出身の清国、
ハワイ出身の高見山

それから少し後に、

輪島、北の湖とかが出てきたと記憶してます。

ちょっと前後してるかも?

 


それと、当時は青森県から大相撲の世界に飛び込む若者が多くいて、
当時の東奥日報という地元の新聞のスポーツ欄で相撲のコーナーを見ると
幕ノ内から序二段までの星取が載っていて、
40人とか50人、あるいはそれ以上だったと記憶しています。

北海道と並んで相撲王国だったわけです。

 

青森県の地図と力士のイラスト

 

それが、今は、10人前後に減っています。

人口が減っているので若者自体の数が減っている、
子供の頃に相撲を取って遊ぶ子供が減っている、
などの環境の変化が影響しているのでしょう。

 

僕が子供の頃は同級生と相撲を取って遊んでいましたし、
相撲に熱心な先生がいて、
子供たちの大会もあり、
何より地域全体で相撲がもっもと身近なスポーツだったように思います。

 

今は、野球、サッカーをはじめ
相撲以外のスポーツをする環境も整っていますし、
子供たちの多くはそちらのスポーツを好みますし、
必然的に相撲をする人も機会も減っているので青森県出身力士も減る傾向にあります。


ちょっと寂しい気もしますが、
青森において当時は立身出世の手段として
大相撲の世界に入るという進路が選択として広く認識されてもいましたが
今はそういうこともほぼなくなってもいるという現実もあります。


なんだか、大相撲の無観客開催について書き始めたのに、
脳内タイムスリップをして50年前のことを思い出してつらつらと書いてしまいました(^^;


新型コロナウィルスの流行、
早いタイミングで終息して、
来場所はいつも通りの観客一杯・満員御礼での大相撲を見たいですね。

(終)