60'sアラカン青森

青森の田舎で暮らす60年代生まれのアラカンおっちゃんのブログ

がん検診で「肺がんの疑いを否定しえない」要精密検査、でも98%は肺がんではないそうです

肺がん検診のイメージ画像

今年の9月に間3年(コロナ期間)を置いて4年振りに、
自治体の健康診断とがん検診を受けました。

集団検診ではなくかかりつけ医での検診でした。
以前からずうっとかかりつけ医で検診を受けています。

特に体調の変化を感じることはなかったので、
今回の健康診断とがん検診も問題ないだろう、
もし引っかかるとすれば健康診断の方の塩分の摂り過ぎか血糖値の方だろうと思い、
がん検診の方はまったく心配していませんでした。

ですが、2週間後にかかりつけ医から封書が届いたのです。

今まで、健康診断とがん検診の後にかかりつけ医から封書が届いたことってあったっけ?
と、ちょっと胸騒ぎを感じつつ開封しました。

そうしたら、なんと、
肺がん検診結果報告書を開くと
[e1. 肺がんの疑いを否定しえない]
という検診結果だったのです。

肺がん検診の結果報告書

 

「…まじか」

そして、
[e2.肺がんを強く疑う]じゃないので多分大丈夫じゃないの
疑いを否定しえないだからたぶん大丈夫だよ
とどうにか自分を安心させようとします。

それに報告書を見ると、
[d.異常所見を認めるが肺がん以外の疾患が考えられる]
という判断をしてからe2へと診断結果を変えたみたいだから、
異常があったとしても肺がん以外の病気じゃないの? がんじゃないよ、
と、もう一つの安心材料を見つけて安心しようとします。

それに、ほら!
もう一人の判定医は[B.異常所見を認めない]
という判断だし、と安心材料を上乗せして安心しようとします。

とはいえ、いくら安心材料を上乗せしてみても、
肺がんの心配は薄まりません。

そういえば、今年の夏は以前と比べて暑さに疲れを感じるようになったけれど
それって今年の夏が異常に暑かったり、
自分が歳を取って暑さに疲れやすくなったりしていたのではなく、
もしかしてがんだから疲れを感じていたってこと?
がんになると体が疲れやすくなるってがんを患った母から聞いたことがあるし、
と自分ががんであるのではないかと疑う材料を探している自分がいたりもします。

胸のあたりが少し痛く感じることもあったしな
と思い当たることを思い返してみたりもします。

そうかと思うと、
5年前にタバコはやめたし、
息苦しくなったりゼイゼイすることもないし、
と肺がんと思い当たるふしは全然ないしと思ってみたり。

そうやって、
自分が肺がんであるのではないか、と思ったり
肺がんであるはずはないんだけどな、と思ったり、
その二つの思いの間を何度も行ったり来たりを繰り返していました。

それから、ネットで「肺がん 初期症状」などで検索し
肺がんについていろいろと知ろうとしてみました。

その過程で行き当たったのが埼玉病院のウェブサイトでした。
呼吸器外科診療Q&A(肺がん検診篇)
https://saitama.hosp.go.jp/service/thoracic-surgery_lung_cancer_screening_faq.html

このページを読んでいきましたら、

ちなみに、肺がん検診で「要精密検査」と判定される人の割合は2%で、受診者50人に1人です。結構多くないですか?

 

そのため、肺がん検診で「要精密検査」とされた人を、実際に精密検査してみても、結局肺がんではない人のほうが、実は多いのです。「要精密検査」と判定された人のうち、実際に肺がんが見つかる人の割合も、同じく2%で、要精査50人に1人です。この数字は逆に少なくないですか?

 

肺がん検診受診者1万人で肺がん4~5人と言いますが、実際には、このように1/50 x 1/50 = 1/2500 =4/10000、という2段階の仕組みで見つけ出されているのです。この数字、割合は厚生労働省が公表している平成27年度の肺がん検診の実績そのものです。肺がん検診で「要精密検査」となっても、まだまだ49/50 = 98%の確率で肺がんではないのです。

 

異常なし、でなかったことは残念ですが、まだ「がん」と決まったわけではありません。要精査でも、まだ98%の確率で「がんではない」のです。

 

これを読んで、僕はかなりほっとしました。
「そっか、要精密検査となっても精密検査をすると98%の人は肺がんでないと診断されるんだ!」と。

肺がんの検診で肺がんの疑いが所見されて要精密検査となっても、
精密検査をすれば98%の人は肺がんではありませんでしたと診断されていると。
これを知って僕はどけだけ安心したことか^^:

かかりつけ医から肺がんの要精密検査のお知らせが届いた次の週に時間を作って精密検査へ行ってきました。

医師はレントゲンの画像を見せながら、
ここに気になる影があるんですよ、
と説明してくれました。

と言っても、僕にはどこが影なのかまるで見分けがつきませんでした。

肋骨と重なっている部分なので分かりづらいですけれど、
前回の検診(4年前)のレントゲンにはなかった影なんですよ、と。

だから、CTを撮って確認してみましょう、
とのことでした。

僕もその気になる影が、
良性のものか悪性のものか知りたかったので、
CTを撮ってもらうことにしました。

CT検査のイメージ画像

 

CTの結果は10分後くらいにでました。

がんでもなく悪性のものでもありませんでした!^^
肺がん以外の肺の病気でもありませんでした!^^

医師の説明によると、
激しく咳き込んだりなんかしたときに炎症を起こして、
その炎症が治った跡が影になっているのではないかとのことでした。

98%の方で良かったです^^

今回、がん検診で初めて要精密検査の報告を受けたのですが
がんと診断されたわけでもないのに
自分はがんかも知れないとかなり動揺する出来事でした。

そして、あらためて健康であることのありがたさを知る機会でもありました。

みなさんも、健康でありますように。

それでは、最後までお読みいただきまして
どうもありがとうございました~!