60'sアラカン青森

青森の田舎で暮らす60年代生まれのアラカンおっちゃんのブログ

母の法要と弘前市禅林街

お寺と法要のイメージ画像

 

先日、母の法要がありました。

我が家の菩提寺は弘前市の禅林街にあるお寺の一つ、盛雲院です。

 

お盆やお彼岸の時期は、

大渋滞を起こすのですが、

幸いにも、春の彼岸が終わっていたので、

クルマも楽に止めることができました。

 

弘前市の禅林街とは、

津軽藩の二代藩主・信枚が、

弘前城の南西(風水でいう裏鬼門の方角)の砦として、

1610年に津軽一円の主要寺院をこの地に集め、

曹洞宗三十三ヵ寺が連なっている寺町的な場所です。

(弘前市観光コンベンション協会ウェブサイトより)

 

つまり禅宗のお寺が33集まっていて、

我が家の菩提寺である盛雲院もその一つなのです。

 

私の世代や私の上の世代の方の中には、

弘前市禅林街と言えば、

JR東日本の大人の休日倶楽部のCM

女優の吉永小百合さんが座禅をしたシーンで記憶している方もいるのではないでしょうか。

大人の休日倶楽部ウェブサイト 弘前禅林街「座禅篇」CMページ→

 

 

禅林街のお寺では、通年で座禅体験ができるようです。

興味がある方は、上記、弘前市観光コンベンション協会へ問い合わせるといいです。

 

また、毎年、夏の季節には、地元テレビのニュースで、

夏休み中の子供たちが早朝に集まって座禅体験している様子が報道されますから、

夏の期間は座禅体験の機会が多いのかもしれません。

 

弘前市へ観光の際は、禅林街に足を伸ばしてみても良いかもしれません。

ちょっと朝早めに起きて、禅寺での座禅体験をしてみるのもいいと思います。

ちなみに、春の桜祭りで日本全国や海外からも多くの人が集まる弘前城がある弘前公園からもそれほど遠くなく、徒歩でも15分くらいで行ける距離なのです。

 

なので、是非、足を伸ばしてみては。

 

 

 

弘前市禅林街は、津軽家の菩提寺「長勝寺」に通じる黒門を入ってのメインストリート的な通りと、

黒門より手前の子育地蔵尊のところの赤門を入ってのサイドストリート的な通り、

この二つの通りに禅寺が立ち並ぶカタチになっています。

 

弘前市禅林街 赤門の写真

弘前市禅林街 赤門

弘前市禅林街 赤門 角度違いの写真

同じく 弘前市禅林街 赤門

 

我が家の菩提寺「盛雲院」は赤門を入ってかなり奥の方にあります。

津軽藩の二代藩主・信枚から移ってくるように言われたけれど、移転を渋ってなかなか従わなかったみたいで、結局、移動することに従った時には、良い土地がなくなっていて、奥の方の崖っぷちになっている土地にお寺を建てることになったみたいです。

 

お寺の裏には檀家の墓地が広がるのですが、

まさに崖っぷちを降りていくのです。

(地形を見ると多分断層ではないかと思います)

 

盛雲院の写真

弘前市禅林街内 盛雲院



このお寺の建物の裏の崖を降りたところに墓地が広がっています。

 

玄関を入ると本堂があります。

 

盛雲院本堂の写真

盛雲院の本堂

 

本堂脇の廊下を通って奥に進んで行くと位牌堂があります。

 

位牌堂の写真

盛雲院の位牌堂

 

我が家の位牌の前には法要用のお膳が用意されていました。

お膳の内容は宗派によって違うみたいですね。

これは禅宗のお膳です。

盛雲院のお膳の写真

盛雲院のお膳

 

このお膳の隣にお菓子や飲み物のお供え物も並べました。

 

時間になって和尚さんが来て、

お経をあげていただきました。

時間にして15分~20分ほどのお経です。
お通夜やお葬式の時のお経よりは短めです。

 

その後、お茶を飲みながら、お供えであげたお菓子をつまんで、

蝋燭が燃え尽きるまで雑談などをして過ごします。

 

それから、我が家へ帰って、

仕出し屋さんから取り寄せたお膳等を振る舞い、

三々五々お客さんが帰り、

無事に母の法要が終わったのでした。

 

今日の岩木山

今日は天気が良く、とてもきれいに岩木山がそびえていました。
僕は雪を抱く春の岩木山が一番好きかも、
というか一番きれいな姿の岩木山だと思うのです。

2020年3月25日の岩木山の写真

2020年3月25日の岩木山